台風18号「ファンフォン」とSurfer
昨日のベタ凪が嘘のように急速に海が荒れ始めた。
はるか東海上から巨大台風18号「ファンフォン」が迫ってきている。
車に板を積んでホームポイントに到着すると
予想より海が時化ていたので波を正面から観察するとおおよそ5分毎に高さ3メートル程の大波が押し寄せている。
心の中で、「この周期なら沖に出れるぞ」、「クローズセット(大波)で一掃されて終わりだね」、「セットの合間の波はちょうどいいサイズだぞ」、などの分析が行われ、散々考えて結論を出す。
最終的な判断は常に自分で下し、実行する。
そこが自然相手の遊びの醍醐味の一つ。最高の一瞬を味わえるかもしれないし、どん底の恐怖かもしれない。
で、今回はというと、手にしたのはボードではなくカメラ。
手前の砕けた波のさらに沖からこの時1番の大波が炸裂しています。
こんなのに巻かれたらと思うとゾッとします。
幻の花を求めて 【ヤクシマリンドウ編】
地球上には植物がいて、たくさんの花が咲くのだけれど、中にはとってもシャイなヤツがいて限られた時間と場所でしか花が咲いている状態にお目にかかることが出来ない花
そんな花にかぎってその容姿を見ると魅了されずには居られなくなります。
今回は前回2012年以来のリベンジです!
ヤクシマリンドウについて
ヤクシマリンドウは屋久島の主要稜線上の花崗岩の割れ目にしか咲かない小型リンドウの仲間で、近年盗掘によって個体数が極端に減り、絶滅危惧植物になります。
8月の終わりに太陽が当たると花弁が開きます。太陽光が当たらないと開きません。
つまり受粉可能な時間が極端に少ないのも個体数が増えない理由の一つかもしれません。
当日は前の晩に季節はずれの前線が抜け、この時期には珍しく1日中お天気に恵まれました。例年だと大抵湿った南風が遅くとも昼には雨雲を作るのですが、この時吹いていた風が北東風で、乾いた大陸からの冷たい風が程良く体を冷やしてくれたお陰で爽快に登れました。早朝7時の淀川小屋の気温が14度!まさしく秋日和な1日。
頂上から眺めると屋久島中央部の山域だけ晴れていて、前岳と屋久島周辺部はガスがかかっているので、なんだかおかしな感じでした。
たまに、こういう奇跡があるんですね。山の神様ありがとうございます。
イッスンキンカ
幻の花を求めて 【クロムヨウラン編】
地球上には植物がいて、たくさんの花が咲くのだけれど、中にはとってもシャイなヤツがいて限られた時間と場所でしか花が咲いている状態にお目にかかることが出来ない花。
そんな花にかぎってその容姿を見ると魅了されずには居られなくなります。
以前、写真家の尾上さんに見せていただいた写真の中になんとも綺麗な色の蘭があり、すっかり魅了された私と妻は尾上さんの肩をもみながら、「次回はアッシラも連れて行っておくんなまし。」……
ということで今回は、私も1眼カメラを片手に尾上さんに彼の地まで連れて行っていただきました。
ハイキングルートを歩くこと3時間、やっと群生地に到着し周囲の中で開花している個体を探すと正午近かったせいかどれも半開き状態でした。
クロムヨウラン
詳細な場所はお知らせできないのですが、関東より以西の温暖な照葉樹林の中に咲く花なので、もしかしたらお近くでも咲いているかもしれません。季節は8月の下旬ごろ、午前中のみ開花するのですが、開花せずに落ちるものもあるみたいです。
他にも、シロシャクジョウ、ヒナノシャクジョウ、ホンゴウソウなど今まで気づかなかったであろう微小な花たちが見れるのでとても楽しかったです。
自分に新たな視点を与えてくれてありがとうございます。
シロシャクジョウ
ホンゴウソウ
新時代の幕開け
”epoch"エポック といえば船長としか思い浮かばなかった浅はかな自分が年をとるにつれてその言葉の意味に最近出会いました。
今回ご紹介する動画はまさにそんな「エポックメイキング」的な要素を含む、作品です。CGなしです。
Willy Bogner Film // Skiing Hawaii - YouTube
人類最初のスキーサーファー:チャック・パターソンさんのスキーサーフィンです。オリジナルの板で上手にカービングしています。
スキーブーツにスキービンディングなので、テレマークでも行けそうな気がするのですが、どうなんでしょうか?