旅人
スーパーカブで日本行脚中の斎藤さんが我が家に突然やってきた。
都内某アウトドアショップのカリスマ販売員だった彼は十数年近く勤め上げたお店をやめて今年から旅にでたそうです。
旅の形は人それぞれですが、斎藤さんの旅はvision questだそうで、次なる自分のvisionを見つけるために、そしてもしあるなら自分の約束の地を見つけるために旅をしているそうです。
約束の地というのは小林一茶のいうところの終の棲家、ゲーリー・スナイダーのいうところの再定住という行為になります。自分の居場所に違和感を覚えたら、居心地のいい土地を求めて旅に出るそして住み着いた場所が約束の地となるという行為は古の昔から人類拡散におけるプログラムとして我々人間のDNAに組み込まれているのかもしれません。
そして地球の隅々に人類が拡散した今もそのプログラムは途絶えることなく人を動かし続けているのではないでしょうか?