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アラウンドトリップ~海旅~3.1

の間中、しとしとと雨が降り続け起きる頃にはあがっていたが空は相変わらずの曇天。

だが今日は天気が回復する予報だ。

朝食を済ませパッキングをして朝九時出航。

 

山の瀬、浦崎を漕ぎぬけ、 

横目に平内海中温泉を眺めつつ、ひたすら漕ぎます。この頃になると段々青空が広がってきました。

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そしてニガリノ鼻を抜けると黒崎が見えてきます。

黒崎はこれからの時期黒崎の大潮目というのが岸近くまで流れる時もあり、特に潮差が開く大潮の時期には注意が必要です。

一度このあたりの丘の上から明らかに激流とわかる潮をみた時は肝をつぶしたことが何度かあります。

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※このときウミガメが近くに現れたのであわててレンズを向けてシャッターを切ると見事に潜られました。岬の向こうにうっすらと見えているのは口江良部島です

 

中間の集落に近づくにつれだんだん西よりの風が吹いてきました。

ふと沖を通り過ぎる漁船を見ると安房のトビウオ船でした。トビウオ漁は日曜はお休みなのでこっちで一本釣りかなーと思っていましたが・・・

 

だんだん風も強くなり栗生川に入ってとりあえずお昼を食べて様子を見ることに。

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今回はコンディションがよければそのまま西部林道を漕ぎぬけて永田まで行っても面白いかなと思っていたのですが昼食後風が一層強くなったのでここで終ることにしました。

この自由さがフェザークラフトならではの海旅の特徴です。

 

その後バス停近くまで漕いで行き近くの空き地でフネをばらしてパッキングを終らせ、不快なウェットパンツを陰になったところで脱いで着替えようとした時に突然4,5台の車に囲まれ思わず脱ぎかけたウェットをまた履きなおしてしばらく様子を見ていたらカメラを片手に持ったファミリーや若い子がわらわらと集まってきました。

 

いまだ状況を飲み込めずただただ呆然としてると道の向こうからよゐこ浜口がロバを片手に撮影隊を引き連れてきて現れました。そういえばさっき商店であった知り合いの漁師が「今日は撮影なんだ」と言っていたのを思い出し、ようやく状況が飲み込めゆっくりと事の成り行きを眺めてみました。

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※奥の撮影隊の向こうによゐこ濱口の姿が

 

 

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 最後にそんなハプニングにも遭遇しつつ旅は終りバスでスタート地点へ。

 

カフナインプレッション:最後吹いてきた西風の影響もカサラノと比べ受けにくくラダーをおろすと操作性がさらに向上しました。ツーリングカヤックとしては申し分なく懸念していた直進性もこれだけ漕げれば言うことなしの僕の中では旅のお供の優等生的な存在になりました。

 

次は是非ウィスパーをじっくり漕いでみたいとこです。