屋久島釣行記
昼過ぎ、クリスタル岬に下りていくとハマトベラの茂みの中からきれいな1匹のシマヘビが道を横切る。
注意深く崖を降りて行くと先客の釣り人が2名ほど竿を立てていました。邪魔にならないところで私もセットアップして、しばらくミノーを引くが全く反応が見られず、ジグに変えてみたりするがこれもまたノーリアクション。
ま、こんなのはよくあることなので根気よく投げ続けていると、隣で餌釣りで底モノを狙っていたオジサンが何かを釣りあげたようだ。
駆け寄って写真を撮らせていただきました。
聞くとニセカンランハギという魚。
「ウマい?」
「ウマいよ、持ってくか?」
ということで魚を頂きました。聞くと独特の臭みがあるが好きな人はそれがたまらないという、フェティシズムを刺激する言葉を頂き、早速家に持ち帰って、捌くことに。
捌く際には背中から捌き、血を出さないこと。というアドバイスのもと
いざ。
少し、血をにじませてしまいましたがなんとか身を切り出せました。
ハギというだけあって、捌いたときにカワハギ特有の臭みがしました。臭みの強い魚は内臓と血が匂いの発生源なので、内臓を破かないように、血をにじませないように慎重に捌きます。あと他の血抜きの方法は生きているうちにエラの後ろに穴をあけてしばらく泳がすと血がきれいに抜けるということを教えてもらいました。
刺身にして夕飯にいただくと、カワハギ系の臭み(旨味)が強く出ていて、生姜かニンニクをおろし、ポン酢に醤油がウマいです。
ごちそうさまでした。
今日も海に感謝。おじさん魚ありがとう。