屋久島スプラウトのOUTPUT

屋久島ガイド 【スプラウト】のweblog

屋久島エコツアーログ 0720 宮之浦リバーカヤック

突如発生した熱帯低気圧屋久島の西海上を北に通り抜け、そこに吸い寄せられるように南からの湿った風(強風)が屋久島に吹きこみ、島内全域で雨が降っていましたが、何とか宮之浦川は朝のうちは落ち着いていたのでツアーを催行出来ました。

兵庫県からお越しの、HさんとEさん雨にも負けずリバーカヤックを満喫できました。^^

 

屋久島エコツアーログ 0717 太忠岳登山

この日は台風11号が過ぎ去り、高気圧に覆われ夏日となりました。

ただ屋久島の東部の標高500メートル当たりに妙なガス溜まりができていて、そこを抜けて上にあがると青空が広がっているという面白い天気でした。

 

ゲストはスウェーデンからお越しの、テレサさん。

彼女の家の庭にはヤクシマシャクナゲが植わっているそうで、一度でいいから現地の野生種が見たかったの、と話してくれました。

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屋久島エコツアーログ 0714 縄文杉登山

この日のゲストは韓国からお越しのk様。日本語が達者な方でツアー中は終始、日本語で、分かり難いところは英語に置き換えてお話させて頂きました。

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10時間という歩行時間に少し心配されていましたが、頑張って縄文杉まで無事到着。

道中頂いた、朝鮮人参羊羹美味しかったです。ありがとうございました!

屋久島エコツアーログ 2015 0530

今回のゲスト、栃木県からおこしのK様グループ。私のガイド史に深く刻まれた出来事を共有できました。

 

K様は2年ほど前にご予約頂いていたお客様だったのですがその時は折しも台風の接近にともない結局取りやめとなった経緯がありまして、今回嬉しくも再チャレンジの縦走登山の予定でした。

 

5月29日 k様来島日だったのですが、同日午前10時ごろ屋久島の隣の口江ラ部島の火山が噴火。その火山灰は上空1万メートル付近まで上がり、風に流れて屋久島も降灰に見舞われることとなった。

その日の午後、お客様との緊急ミーティングが行われ、気象庁による降灰予想データを元に土石流や再噴火のリスクなどを考慮し、結局予定していた縦走登山は変更し、次の日は影響のなかった東側にある愛子岳登山に日帰りで挑む事になりました。

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当日の天気予報は雨。西から次第に崩れてきて東面も予報では昼から雨が降る予報でした。早朝、明るくなり始めた6時くらいから登り始め9時くらいまではたまに晴れ間も見えていたのですが惜しくもピークに着くころには大部分ガスに包まれときおり視界が晴れ、お昼を過ぎると本格的に降り出しました。

ピーク付近はヤクシマツツジが見事に咲いていてきれいでした。

再噴火もなくほっと一安心で無事下山できました。

 

5月31日

太忠岳に登りたいとリクエストを頂き太忠岳登山に。途中天文の森や、シャクナゲの花もみられて屋久島らしい森歩きをご堪能いただけました。

 

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今回は火山の噴火というアクシデントが影響し難しい判断を迫られましたが、リスクとお客様の安全を優先し、お客様のご希望に100%沿う形にはできませんでしたが屋久島の山歩きをご堪能いただけたことと思います。

 

参加されたお客様のblog「どてふんばる」

cc9.easymyweb.jp

 

予言者

予言者と聞くと、あーそっち系ねー。でいきなりシャットアウトされる方もいれば、神秘的な響きにワクワクする方もいらっしゃると思います。

 

ただ今回は神からの啓示を発信する方ではなくて、もう少し科学的な側面の方たち未来学者という人たちのお話です。

 

古くは1980年にアルビン・トフラーが著書「第3の波」で予見した「情報化社会」に始まり、格差社会や失業者の増加などを的確に予見しました。

昨年末、SF作家でもある、スティーブン・ホーキング氏が人工知能の進化スピードについて警笛を鳴らしましたが


ホーキング博士「人工知能の進化は人類の終焉を意味する」

 

同じように、GOOGLEのえらい人_レイ・カーツワイルはTEDにおいて2008年にこんな予見をしています。


レイ・カーツワイル:今後現れるシンギュラリティ(技術的特異点)を学ぶ大学 | Talk Video | TED.com

 

量子コンピュータやら、ナノテクノロジーやらの話があたかもSFのように聞こえてきますが全てが現在おこっている事象に対しての科学的な見地によるもので、データの集積から導き出された演算の結果にすぎません。

未来については誰も何もわからないですが科学的に予測は出来るわけです。

 

とはいっても、私個人にしてみれば今出来ることを今やるだけなんですけどね。

みんなが幸せになれる未来が来ることを切に願うばかりです。

 

 

 

 

霞たなびく

昔だったら「いとおかし」ですが、現代、特にアレルギー持ちは不吉な現象になってしまいました。

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冬の晴れ間に山に靄がかかったかのように見えるのは、お隣中国からのpm2.5という大気汚染物質が偏西風によって流れてくるためです。

近年、屋久島でも国の越境大気汚染物質観測施設が設置され研究されています。

それら汚染物質を私の体内組織は異物と判断し免疫システムが暴走を始めます。これをアレルギー反応と言うそうです。

アレルギー反応は人によって様々で、花粉症もそうなのですが、急性湿疹、気道の収縮、喘息などの呼吸器系やアトピー性皮膚炎などが主な症例です。

私の場合は、pm2.5アトピーに、花粉+黄砂の時期になると呼吸器系が反応してきます。

年々、アレルギー反応がひどくなるので、今年は色々と対策を講じてみようと思います。

 

まずは、情報の入手。

今までは何となく山を見ながら今日は霞んでいるから結構飛んでいるだろうとの判断基準をスマートフォンpm2.5お知らせアプリを導入。一定の基準値以上になるとお知らせしてくれる優れモノです。

 

[PM2.5]大気汚染予報[黄砂] - Google Play の Android アプリ

 

さらに、目も痒くなるので花粉用の保護眼鏡をかけるのですがマスクをするとすぐに曇ってしまうジレンマを解消すべく何かいいものはと探していたところ

こんなものを発見

 

 これ、さすがに高価なのでより安価なものを探してポチってみました。

 

 これで今年はなんとかやり過ごすことができるとよいのですが