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湿潤ラップ

ラップといってもリズムに合わせて言葉を紡ぐ方ではありません。

 

wrap(覆う)方のラップです。

 

先日波乗りを終えて足元をみると甲の部分をザックリと切れていました。幅2センチ深さ2ミリくらいのキズでどうやら岩に引っ掛けて切れたようです。通常の処置は病院に行って縫合というかたちになりますが、以前傷を負ったときに集めた情報の中に「湿潤ラップ療法」というものがあって今回はそれを試してみようと思いました。

 

以下はあくまでも実験ですので良い子のみんなは真似しないで怪我したら病院に行ってくださいね。

 

__________ニームlabo______________

 

chapter1.組織の再生

 

はい、まず傷をきれいな真水で洗い流して下さい。

湿潤ラップ療法」の肝は消毒しないこと。傷の再生を行う自身の体内細菌もそこで消毒されてしまうので傷は水で流すのみにします。

その後血が止まらなかったので直接圧迫止血を行いました。

血が止まったら傷口近くを水で軽く洗浄し、ラップを切り取り、傷口を覆います。ラップの四辺をテープで留めて2ミリほどの隙間を残します。

 

処置はこれだけです。後はひたすら細胞が再生していく様子をイメージしながらじっと療養します。1日1回水で傷口を洗浄してください。

 

しばらくすると体液と共に発生する強烈な足の裏の匂いが傷口から発生しますがビビらず放っておきます。

 

そうすると自身の免疫力が働いてみるみる細胞が再生していく様子が観察できます。ラップは細胞の再生するベストな環境を作り出します。農家のビニールハウスのようなもんです。ただ傷口から異臭が漂いますがそこは我慢のしどころです。

 

通常全治3週間ほどかかるであろう傷が、事故後7日目にして90パーセントほど回復していてその日は海でサーフィンもしてしまいました。圧倒的な回復の早さでした。

 

写真はちょっとグロテスクなんで割愛します。

 

 

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______湿潤ラップ療法___