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続・種子島

宇宙センターを後にして、その日の宿を探すことにしました。

 

いつもなら、テントを張るところですが何せ奄美地方に未曾有の大雨を降らせている前線の影響で風と雨がものすごく無理をせず安宿を探すことにしました。こんなときは観光案内所を探すのが旅のセオリーですが、時間も遅かったため南種子の河内温泉付近で宿を探すことにしました。古くからある温泉地ならば湯治場としての安宿が日本全国、大抵はあるはずです。

 

そんな中、わたり温泉館という宿を見つけました。素泊まり3800円キッチンバス付き(温泉!)という実用的でナイスなお宿です。

南種子のAコープにて、鳥刺しとシビ(カツオ系)の刺身を購入してお夕飯に食べました。ちなみにローカル焼酎は「南泉」という銘柄です。

 

 

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最近「縄文時代」や日本人のルーツなどが気にかかっていて、先日購入した「縄文聖地巡礼」 対談 中沢新一×坂本龍一 という本を旅の本としてチョイスしてみました。

 

雨降る夜は静かに読書でもと思っていましたが、久々のテレビに噛り付いてしまいました。液晶テレビとデジタルハイビジョンとテレビもだいぶ進化しましたね。

 

翌日は朝方ハイタイドを狙ってサーフィンをとも思っていましたが悪天候でその気も失せて、後で隣に泊っていたサーファーさんに聞いたら「波が厚くすぐに帰ってきました。」といっていました。

 

前線が停滞し荒れた天気が続きそうなのでその日の14時30発のフェリーにあわせて帰ることにしました。

午前中は西之表の鉄砲伝来館という郷土博物館に行ってきました。

 

屋久島と同じように黒潮の影響を受ける島、中でも

◆日本初の稲作地

◆鉄砲の伝来

◆ロケット発射基地

と日本史にも名を残すエポックがちりばめられています。

 

興味深かったのが丸木舟という古代の船がつい最近まで(H6年)まで実際に漁で使われていたこと。

日本で古代の丸木舟といえば琉球に残る刳り舟のサバニであるが、形状は少し異なります。

バウはキールラインが入り鋭角な形状であったがスターン部分は平たくボトムはフラットでした。

 

材はヤクタネゴヨウという種子島屋久島地方にのみ生息するマツ科の樹木です。

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 特筆すべきは小型ながら帆船であること。風を使って帆船航海時代には琉球との交流が盛んに行われていたそうです。

 

ただこの形状だと風を使ったときにドリフトが半端ない気がしますがどうなんでしょうか?

 

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左のおじいちゃんの船でした。