隣の秘境
明け方、日の出と同時に出航し、口エラブ南端の岬をめぐり、一路屋久島へ。
同じ屋久島町内に口の江良部島という人口200人足らずの小さな離島があります。
そこは3種類の温泉が湧き出る小さな火山島です。屋久島からさらにフェリーで渡るというだけで普通の人はまずいかないような秘境の地が待っています。
島の友人、スケート仲間のs君(無職)も行くというので2人艇のK2を使用しました。
まずは屋久島宮之浦からフェリーで口エラブ、本村へ渡り、港でカヤックを組み立て、本村のビーチでビバーク。
魚突きにはまっているs君は早速獲物を探しに行き、私は初めてのビーチを散歩しました。
ここの浜は屋久島の地質とは明らかに違う、火山性特有の軽石のようなざらついた小石の浜でした。
この島には屋久島には見ることができない、エラブオオコウモリというフルーツバットの仲間が生息しています。
残念ながらコウモリを見ることはできませんでしたが、人の居ないきれいなビーチで静かでゆっくりとした時間を過ごすことができました。
永田沖1マイルにて酔いしれるs君 (切実)