屋久島スプラウトのOUTPUT

屋久島ガイド 【スプラウト】のweblog

乗り物

幼い頃、補助輪付きの自転車のハンドルを握って以来、様々な乗り物に夢中になりました。

 

思い返せば小学生の頃、団地の20段くらいの階段を上から自転車で一気に下りたりして、スリルとスピードの世界が開けていった。

 

面白いのが乗り物の系譜として自転車~バイクというのが世の流れではあるが、私は高校時代に大好きだったビースティボーイズのPVを通してアメリカのカルチャーにどっぷりハマってしまい、またその一方で野田知佑の本を読んでカヤックの旅にハマり、まずはアルバイトでお金を貯めてフジタのフォールディングカヤックを買って、テントや寝袋もなんとか買って、おじさんから登山用の大きなリュックを貸してもらって・・・とカヤックや旅の系譜をたどるとまた長い話になるので、アメリカンカルチャーの話で、

高校卒業後、僕は渋谷にある東洋工学専門学校に通い、学校帰りに高校時代にカヤックを買った縁があったアウトドアスペース風魔新宿店に入り浸った。当時の僕にとってすごく刺激的な店で、カヤックやら登山靴やらダウンヒルバイクが所狭しと置かれている中でスピーカーからは爆音でsublimeが流れているような変わった店でした

 

店に行くとロンスケが置いてあり、at ownriskということで勝手に店の前で乗らせてもらっていました。

 

そんな中、二十歳の頃に旅先のバンクーバーで初めてロンスケを買いました。でも、買ったはいいもののスケートの技術がプッシュのみだったので、思うように楽しめず、怖い思いもいっぱいしたのでまずは、当時主流だったストリートやランページの基礎的なスケートテクを身につけ、20代はサーフィンやスノーボードに夢中になりました。

 

こういった乗り物の面白い点は雪の上、波の上、道の上とそれぞれ限定しながらも自由に高速移動が可能なところと、道具がいたってシンプルなところ。

シンプルな道具は熟練すると体の一部となり、無駄が省かれたその所作は限りなく美しく、うまく操ることによって死と隣り合わせの人間が生きられるギリギリの世界を垣間見せてくれます。

 

そこに何を見るかはその人次第ではあるが、危うさと快楽が同居したその世界は人を惹きつけてやまないことは事実です。

 

スプラウトではそうした私の2大基軸の「旅」と「乗り物」を絶妙にミックスさせたものをこれから何らかの形にして屋久島から発信していきたいと思います。

 

乗り物の達人たち