アラウンド k2トリップ
レイヴン社代表、安部画伯よりある日電話があり、
「フェザークラフト社K2を君に貸し与える、精進せよ。」
ということでフェザークラフト社のk2が家に届き、さっそくフィールドテストtripに出かけてみました。
k2は二人乗りのカヤックなので当然相手が必要になってきます。
偶然にも家には東京の大学生のタカ君が遊びに来ていて、暇そうにしていたので誘うと二つ返事でことが決まり、天気も2,3日は安定しそうな感じだったので早速準備をして旅立ちました。
DAY 1
午前中は準備、午後から出発し一湊の海水浴場でフネを組立て船出です。少し漕いで近くの浜で上陸しビバーク。
DAY 2
空は晴れ渡り海は凪という絶好のコンディション。昼前に永田に到着ししばし休憩。船酔いのひどそうなタカに状況を説明し、行くか止めるかの意思を求めたところ、「行く」という男気をくんで再度出発さらに南へ進む。
西部林道下をしばらく漕いでちょうど国割岳の雄大な原生自然保護区が見え始めたころ改めて屋久島の自然に陶酔ししばし手が止まる。前席の友人も無言で手を止めると
違う陶酔のあまり海に向かい嗚咽する。
ミサゴやアオウミガメ、ダーツの大群に海の世界を感じると同時にタカ君は船酔いという海のしょっぱい世界も味わい、海を知覚する。
栗生手前の浜で力尽き、ビバーク。
DAY 3
南風が少し吹くが海は凪いでいる。残り栗生までを漕いで今回は終わることにした。栗生河口の塚崎を回ると5m/s程の南風が吹き、海は昨日とは様相を一変する。体力が戻ったタカ君は力強いパドリングで無事栗生海水浴場へと到着。
フネをたたみ、帰途に就く。