アラウンドトリップ~海旅~2.28
今年初めの屋久島アラウンドトリップが緩やかにそしてヒッソリと行われました。
(※アラウンドトリップというのは屋久島の周りをフェザークラフトに乗って海を旅するというもので今年は月に一度のペースで週末に行われています。)
ちなみに前回は丁度時化て出来なかったので今年初めてのトリップです。
今回の出発地はまた最寄の漁港、小瀬田からスタートです。
今回の使用艇はグランストリーム大瀬氏より借り受けているカフナ。いままでちょこっとは乗ったことがあったが海での本格的な使用はほぼ初めて、今回はカフナの所感についても触れていきたいと思います。
通常私の使用艇はカサラノなのですが訳あって現在大瀬氏のカフナを借り受けて乗らせていただいています。
なので比較対象はカサラノになります。
まず二つのカヤックはデザインコンセプトが違います。カサラノは乗り味・スピードを重視しているのに対しカフナは軽量で扱いやすくツーリングカヤックとしてはバランスの取れた理想的なカヤックという位置づけです。
9:00~
小瀬田港到着。
組み立て、組み立て方はリブの数と取り付け方が少し違うだけで後はほぼ同じです。時間は若干カフナのほうが早いかなという印象です
荷物の積載量もカサラノよりたくさん積めます。
□今回の装備
一人用テント
リペアキット
ファーストエイド
アルコールバーナー、コッヘル、食料(ラーメン、フリーズドライ米、タンカン三つ)
クレイジークリーク(座椅子)
着替え、タオル
パックカート
メッシュバッグ
でまだまだ積めそうな感じでした。
10:00~
曇天の中小瀬田港をスタート
港を出て空港横を通り過ぎるとすぐ早崎という岬を抜けます。屋久島は岬~岬の間隔が狭く漕いでいるといくつもの岬が次々に出現します。
そして早崎、早崎は屋久島でも特に潮あたりが強い場所で、通り抜ける際は注意が必要です。
そして田代浜、枕状溶岩を越え安房を通り抜けます。安房はトビウオ船が出入りするので気をつけて横断します。
安房を過ぎると遠くに麦生の港が見えてきます。
安房~麦生区間は浜も無く港も無いので上陸ポイントがありません。
14:00
麦生で上陸し我慢していた尿意を開放。
この後平瀬の鼻、塩屋崎、谷崎鼻と潮あたりの強い地域を抜け尾の間の港に16:00に到着。
このナントカ鼻やナントカ崎、ナントカ瀬という地名は潮通しがよい場所なので注意が必要です
※谷崎の鼻を回るとすぐに尾の間の港が見えてきます。写真の建物はJRホテル、晴れていたらその奥にモッチョム岳が望めます。
この日は曇り空ながら風も無く波も1メーター前後でラダーを使うことなく快適なパドリングが楽しめました。
本日のアニマルフレンド:トビ、ミサゴ、ウミウ、クロサギ、アカウミガメ
上陸後はさっそく尾の間温泉に浸かり、ゆっくりと体をほぐすことが出来ました。尾の間は港から比較的近くにАコープなどのスーパーがあって便利です。