読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

屋久島スプラウトのOUTPUT

屋久島ガイド 【スプラウト】のweblog

手打~片野浦

本日も快晴。風は南東、微風。海は凪ぎ。
朝食を済ませ、マストに微風を受けながら手打を出発。目指すは島の西側。
下甑南岸屋久島で別れた黒潮の分流があたる場所、海図を見ても激潮マークがこの海域の激しさを示している。


しかし、本日は微風、凪ぎ、おまけに小潮と好条件が揃い絶好のカヤッキング日和。
M0010637.jpgphoto by s.ose

 

 

湾を出てすぐ釣掛崎のダイナミックな断崖の絶景が広がる。
大串、小串のビーチを右手に見ながら野崎に、このあたりは小潮というのにはっきりと潮の流れが目で確認できる。

 

このあたりからk1大瀬艇との距離がぐんぐん離されていく、おかしい。受けてる風は一緒なのになぜこんなに差が開いていくのか、おまけにこっちは漕いでいるのに大瀬艇は漕いでいる気配は無い。
これは後に聞いてみると、見るからに3~4ノットは流れているであろう激潮に突っ込んでみたとのこと、なるほど僕はこの潮を危険と判断し避けていたが、大瀬氏は逆に利用していたとは・・・jetstream航法・・・

 

そんななか終始右手に下甑の絶景を仰ぎながら複雑な海流の上を快調に風の力を借りて進みました。
早崎を回り込み島の西側に入るとぴたりと風も止み、今日は片野浦に。
結局この時点で三人の心に充足感が訪れていたので片野浦でフネをたたみ、今回の旅の終点となりました。

 
 

漁港に着くと放送で今日は原油高高騰のあおりを食らっている漁業の全国一斉ストライキだという放送がながれていました。確かの最近の油の高騰は漁業関係者にとって深刻な問題です。
僕は甑というと漁師の島というイメージがあったんですが実際に沖で漁をしている漁船の数はそれほど多くはありませんでした。

後ほど片野浦の漁師さんに聞いたところ今は大敷(定置網)を持っているところ以外はほとんど漁に出ていないと言っておりました。
私もついこないだまで漁業に従事していたのでなんだか他人事では済まされない感がして身につまされる思いでした。
しかし幸いなことに会う漁師の顔は悲壮感は漂うことなく生命力溢れた眼差しでした。

さすが海の男はタフですね。
 
 M0010677.jpgphoto by s.ose